信用情報機関とカード会社にはブラック情報が存在します!
クレジットカード審査に申し込みをした事がある人は、聞いたことがあると思う、このブラックという言葉。
これは、個人信用情報機関の信用情報やクレジットカード会社・銀行などの金融機関のデータベースに、審査をする際に、不利な情報が登録されてしまっている事を意味しています。
クレジットカード審査において、非常に不利な情報になるので、ブラックを解除したいという方は多数いらっしゃると思います。
ネット上で囁かれているブラックリストですが、金融業界においてその様なリストは存在していません。
信用情報や、カード会社のデータベースにブラック情報が登録されている場合、クレジットカード審査に通らない可能性が極めて高くなりますので、直ぐにでもブラックを解除したいと思うのは当然だと思われます。
ただ、いくらクレジットカード審査で不利になるからと言って、このブラック情報を簡単に解除する事が出来れば、延滞→ブラック解除→延滞→ブラック解除というように負の連鎖を繰り返す人が出る可能性がありますよね?
ですので、ブラックの解除はそう簡単には出来ないと思われますが、実際のところはどうなのか?について解説します。
そもそもブラックってどういう事???
金融業界でのブラックというと、どういう意味を持つのかについては、
色でいうと黒になりますが、金融業界においてのブラックも黒という意味においては同じです。
刑事ドラマである、お前は黒だ!!!というセリフ。
この場合の黒とは、その人物がやったという事を示しています。
金融業界におけるブラックもアウト、つまりクレジットカード審査に通らない可能性が高いという意味になっているのです。
もっとも、審査に通らないというよりも、その可能性が極めて高いと言ったほうが正確かも知れません。
いずれにしてもブラックだと審査に通るのは厳しいと言わざるを得ません。
ブラックを解除する方法とは?
ここからが当記事の核心部分になりますが、
クレジットカード審査では信用情報がブラックの場合には審査に通らない可能性が極めて高いため、ブラックを解除したいと考えている人が多くいるようです。
それは、インターネットの検索数を見ていただければ分かりますが、
そこそこ検索数が多い事からも明らかです。
それほどまでに、信用情報がブラックの人はその解除方法を知りたいようです。
もっとも、信用情報や自社データベースに登録されている金融事故情報=ブラックを解除する事が出来れば、その後すぐにでもクレジットカードや各種金融商品の審査に通る事が可能になるため、
こう思う事も仕方ないのかも知れません。
特別な事情が無い限りブラックの解除は不可能です
そこで、信用情報や自社データのブラックを解除する事が出来るのか?についてですが、
これは結論から言えば答えはNO、つまりブラックを解除する事は出来ません。
その理由としては、信用情報や各金融会社のブラック情報を簡単に解除してしまったら、
それこそ信用情報や金融会社の自社データベースの意味が無くなってしまうからです。
個人信用情報機関の信用情報は、各金融会社がクレジットカードを始めとした各金融商品の申込があった人の現在及び過去の金融商品の利用状況を確認するために照会するものです。
しかし、ブラック情報が登録されていた信用情報から既定の登録機関前にブラック情報が解除(削除)されていれば、その人の金融事故情報が分からなくなってしまいますよね?
すると、クレジットカード会社では過去に金融事故を起こしたにも関わらず、
既定の登録期間内の人(これを業界では喪中と呼んでいます)を審査に通してしまう可能性がある=今後カード会社にとって不利益になるかもしれない人が顧客になる可能性があるのです。
現在喪中の人を審査に通してしまったら、再び金融事故を起こす可能性があるため、
カード会社としては何としてもそういった事態は防ぐ必要があります。
もっとも、今後事故を起こさない可能性もありますが、カード会社は性善説により今後事故を起こす可能性に重きを置いているのです。
また、ブラックの解除が簡単に出来る=結果クレジットカード会社の不良債権が増えてしまい経営が傾く可能性がありますので、ブラックを解除する事は出来ません。
ブラックの解除が可能な条件とは?
自分が過去に起こした重大な金融事故情報を信用情報や自社データベースから削除することは出来ませんので、その登録期間が過ぎるまでは各種金融商品の審査に通る事はほぼ不可能になります。
ただ、信用情報に身に覚えのない、あるいは登録期間が過ぎているにも関わらずブラック情報が登録されていた場合には、そのブラック情報を登録した金融会社に情報の解除依頼を行う事でブラック情報を削除する事が可能です。
特に、信用情報の登録期間が過ぎているにも関わらずそのまま登録されている=中々審査に通る事が出来ないという事例も少なからずありますので、そういった場合には早めに削除依頼を行って下さい。