クレジットカード審査の申込者は、独身・既婚者双方がいます
クレジットカード審査において、申込者の年齢・性別、勤務先などの属性情報と信用情報が調査されます。
この属性情報の中に、既婚者かそうでないのか。の項目があります。
これは、申込者が現在、独身なのか、既婚者なのかを調査する為の項目になるのですが、この項目が設けられているという事は、クレジットカード審査では、独身か既婚者かで審査結果に少なからず影響が出る可能性があるという事です。
そもそも、独身者、既婚者それぞれに長所と短所があるので、既婚者かどうかの違いが審査に影響を及ぼすことがあるという事は理解出来ます。
特に、既婚者は家族がいるので、独身者と比べると家族分だけの生活費が増えてきます。
また、独身者は一人身のため、既婚者と比べると日々の生活費を抑える事が可能です。
それでは、この独身者・既婚者が、審査ではどんな影響を及ぼすのかという事について記事にて解説していきます。
独身者と既婚者との違い
簡単に独身者と既婚者の違いといっても良く分からない方もいらしゃると思います。
独身の方は、誰でも独身の時がありますので、分かるとは思います。
しかし、既婚者については、結婚生活を送った事がある方しか分かりません。
ここからは、独身者と既婚者の違いについて解説致します。
独身者
独身者の場合、必要経費は食費・光熱費、賃貸や貸家の場合には、家賃、
持家は住宅ローンなどが経費として掛かります。
住宅ローンはともかく、食費や光熱費などは、一人身のため、既婚者と比べると
比較的安く済む傾向が強く、自由に使えるお金が既婚者よりも多い可能性が高いです。
また、独身の為、気軽に引越しを行う事も可能です。
既婚者
既婚者の場合、家族がいるため、家賃・住宅ローン、光熱費や食費は、
独身者よりも増える可能性が非常に高いです。
配偶者だけでなく、子供もいればその分、生活費に掛かってきます。
また、家族が複数人いるので、独身者と比べると引越しが難しいかもしれません。
審査での、独身者と既婚者の違いって分かります？
先程触れましたが、独身者と既婚者の特徴を見ると、独身者の方が必要経費が少なく済んでいるので、クレジットカード審査においては、既婚者よりも有利になりそうに感じます。
独身者は、自由に使えるお金が多くあればクレジットカードの利用代金の支払いも滞りなく進む可能性が高いので、審査では有利になりそうですが、クレジットカード審査においては、既婚者の方が有利になる傾向が高くなっています。
何故ならば、クレジットカード審査においては、顧客に支払いの遅滞がある場合、すぐ顧客と連絡をつくようにしておく必要があるのです。
支払い遅滞を長期化（不良債権化）せずに早期回収する必要があるためです。
転居可能性がクレジットカード審査へ影響してます
既婚者の場合、家族が複数になるため、引越しが難しくなるため、
クレジットカード会社は、顧客の所在把握が比較的簡単に可能です。
万が一の事態が発生した場合に、いつでも所在を把握しておく必要があります。
これに対して、独身者の場合は、気軽に引越しが可能です。
独身者が顧客の場合、引越しが容易な為、クレジットカードの利用代金を延滞したまま転居されてしまい、回収が困難になる可能性が高くなってしまうのです。
クレジットカード会社では、慈善事業でカード発行を行っている訳ではありませんので、顧客の支払い延滞には常に目を光らせています。
ですので、クレジットカード審査では万が一の時に確実に連絡が可能な既婚者の方が優遇されています。
最終的に審査結果はトータルで決まります
これを書いてしまうと終わりのような気もしますがあえて書きます。
クレジットカード審査では、申込者の属性はもちろん信用情報の内容も加味して行われるため
、例え既婚者でも勤続年数が短い、年収が少ない、信用情報に延滞記録があるなど、他の情報が弱ければ審査に通らない可能性が高くなります。
そしてこれは、審査において優遇される可能性が高い公務員にとっても同じ事で、
いくら勤務先（勤務形態）が良くても他の属性や信用状況が悪ければ審査に通らない可能性が高くなります。
つまり、審査に通るためにはどれか1つが良くてもダメであって、
トータルで考える必要があるため、常に頭の中に入れておいていただければと思います。
自分は独身でアルバイトだから審査に通る事は難しい、
結婚しており上場企業に数年間勤務しているから間違いなく審査に通る事は出来るだろうと思っていたとします。
ただ、クレジットカード審査では、独身でアルバイトの人が審査に通って既婚で上場企業に勤務している人が審査に通らないという事が十分あり得るのです。