水俣病が公害として認定されてから、既に63年が経ちます。
この19日に水俣市で行われた慰霊式に、新たに環境大臣に就任した小泉進次郎氏が出席しました。
小泉環境相は水俣で何を語り、そして関係者の反応はどうだったのでしょうか。
小泉環境相の対応と背景は?
「水俣病で亡くなった多くの人たちの生命をけっして無駄にしないでください。どうか皆さん、水俣病のことを忘れないでください」
と、認定患者を代表して発言した女性に対し、
「政府を代表して水俣病の拡大を防げなかったことを、改めて衷心よりお詫び申し上げます」
「わが国が先頭に立ち、水銀による環境汚染や健康被害のない世界の実現に向けて取り組んで参ります」
小泉環境相はそう回答しました。
しかし一方、小泉環境相は、水俣病被害者らが強く求める、水俣病認定基準の緩和に、歴代環境相と同様、否定的な考えを示しました。
現在、患者認定に漏れている、約1700人にものぼる被害者は、認定や賠償を求める訴訟を日々続けているのですが・・・。
水俣病関係者の反応は?
小泉環境相は、水俣病犠牲者の慰霊式に出席した後、被害者団体と懇談し、「環境省は水俣病をきっかけに立ち上がった組織。心を砕いていく」と述べましたが、結局のところ、具体的な施策に一切言及せず、被害者側からは「歯切れが良いだけ。何も言っていない」と、落胆の声が相次ぎました。
「事実をちゃんと究明する、一番大事なところが欠如しているのがこの健康調査の先送りではないですか。環境省は、被害者や住民が死に絶えるのを待っている」
(水俣病被害者の会の代表者)
これに対する小泉環境相の回答は、
「ひとつだけみなさんにお伝えしたいのは、いままでもこれからも、誰が大臣になっても、環境省の職員は、新しくきた大臣にまず言っているのは水俣病のことだということです。私もこれからそれを忘れずにみなさんのお気持ちを汲んで何ができるのか、考えていきたい」
と、中身の無いものでした。
「一生懸命、水俣病をもって環境庁ができたという話をされるけど、えらく虚しく聞こえます。もし、解決したいという気があるのであれば、本人がきちんとモノを言うことでしょうね。結局きょうはモノ言わなかったもん」
(水俣病被害者の会・中山裕二事務局長)
この懇談会では、高齢化する被害者への福祉サービスの充実や、不知火海沿岸の住民の健康調査を求める意見が続出しました。
また、中山事務局長は、「調査を求め続けたこの10年間に多くの人が亡くなった。環境省は被害者が死ぬのを待っているのか」
と怒りをぶつけています。
まとめ
・小泉環境相が水俣病慰霊式に参加し対応
・そのコメントは中身がなく、被害者に向き合っているのか疑問も
・水俣病被害者や関係者は小泉環境相の対応に失望と憤慨
今回の小泉環境相の対応には、関係者は大きな失望と憤りを感じているようです。
小泉環境相が中身の無い、単なるパフォーマーなのか、政治家として評価されるのか。
今後の対応に注目したいものです。
最後までお読みいただきありがとうございました。