「ラグビーワールドカップ2019」で日本代表の躍進が止まりません。
10月13日に行われたスコットランド戦に勝利したラグビー日本代表は、史上初のベスト8進出、合わせて決勝トーナメントへの進出を決めました。
そんな日本代表の活躍に湧いた日本列島ですが、その裏では、11日から日本に上陸していた台風19号により、ラグビーW杯に影響が出た部分もありました。
また、スタジアムによっては、浸水被害が出たところも。
ということで本記事では、台風19号がラグビーW杯に与えた影響をまとめていきます。
台風がラグビーW杯に影響、他国の代表がボランティアに参加！
現在、日本で開催されている「ラグビーワールドカップ2019」ですが、今月(10月)に発生した台風19号により、大会の日程などに影響が出ました。
ラグビー日本代表の歴史的勝利に日本中が歓喜した日と同じ13日、岩手県の釜石市で開催予定だったラグビーW杯の「カナダ対ナミビア」の試合は、台風19号の影響により中止に。
試合を控えていた2チームの選手たち、そして釜石での開催を心待ちにしていた地元民は、肩を落とすことになりました。
しかし、試合中止の決定後、カナダとナミビアの両代表が、台風被害の出た岩手県のためにボランティア活動に参加したことが話題に。
キャンプ地が釜石市だったカナダ代表は、市のボランティアセンターの職員とともに、道路の泥かきなどの作業を行いました。
ナミビア代表は、キャンプ地の宮古市にて、ラグビーをやっている中高生との交流の時間を設け、復興を後押し。 台風により影響の出たラグビーW杯ですが、このような参加国の対応には、日本中のならず世界中で称賛の声が上がっているようです。
日産スタジアム周辺は浸水も！2000人が復旧に当たる
また、日本代表がスコットランドに勝利を収めた歴史的な試合の裏にも、台風19号の影響は出ていました。
開催地の日産スタジアムでは、前日に降り続いた大雨により、1階駐車場に80センチほどの水が入ってくる事態が発生。
他にも、スタジアム周辺は水浸しになっている箇所が多く、当初試合の開催は危ぶまれていました。
しかし、管理スタッフや警備員などのスタッフ総勢2000人が、午前6時ごろから復旧作業にあたり、なんとか試合を開催するために尽力。
土砂の清掃や通路に溜まった水の除去などをスムーズに行い、試合開催に向けて準備を整えました。
そして、試合は無事に開催され、日本は劇的勝利を収めたのです。
今回の日本代表の躍進の裏には、知られざる大勢の人々の努力があったということでした。
まとめ
・日本代表の躍進の裏には、台風19号による影響が。
・岩手県で開催予定だった試合は中止になるも他国の対応に世界中から称賛の声。
・日産スタジアムでは、浸水被害も、2000人の尽力で試合開催決定。