「黒コショウレモン唐揚げ」をご存知ですか?和食の名店・賛否両論の笠原将弘シェフが考案した、レモンを丸ごと1個揉み込む斬新なレシピです。片栗粉だけの衣でカリッと仕上げ、爽やかな酸味と粗挽き黒コショウのスパイシーさが絶妙にマッチ。家庭でも本格的な唐揚げが作れる笠原流の技を、手順とコツをまじえてわかりやすく紹介します。
笠原将弘の黒コショウレモン唐揚げとは?
笠原将弘シェフは、東京・恵比寿の名店「賛否両論」のオーナー料理人。YouTubeチャンネル「笠原将弘の料理のほそ道」では、プロならではの和食レシピを惜しみなく公開しています。
この「黒コショウレモン唐揚げ」は、コーラのお供として最高の一品として笠原シェフが紹介した、一度食べたらやみつきになるレシピです。
このレシピが特別な理由
- レモン丸ごと1個を揉み込む:仕上げにかけるのではなく、漬け込む段階でレモン汁をたっぷり使う。酸味がお肉に染み込み、肉を柔らかくする効果も
- 下味を固体→液体の順に入れる:塩・砂糖を先に揉み込み、その後お酒・醤油・レモンと段階的に入れる。各調味料をしっかり染み込ませるプロの技
- 片栗粉だけの衣:薄力粉を混ぜず片栗粉のみ。カリッとした食感が際立つ
- 衣をつけてから10分置く:乾燥させることで揚げた時にガリサクッとした仕上がりに
材料(2人分)
- 鶏もも肉:1枚(約300g)
- 塩:少々
- 砂糖:少々
- 黒コショウ(粗挽き):たっぷり(ポイント!)
- お酒:大さじ1
- 醤油:大さじ1
- レモン:1個(丸ごと絞る)
- 片栗粉:適量(たっぷり)
- 揚げ油:適量
- 【付け合わせ】アスパラガス:2〜3本、マヨネーズ:適量、黒コショウ:少々
笠原流 黒コショウレモン唐揚げの作り方・手順
工程は「下味づけ→漬け置き→衣づけ→乾燥→揚げ→休ませ→二度揚げ」の流れです。ひとつひとつの手間がカリッとジューシーな仕上がりを生み出します。
ステップ1:鶏もも肉の下処理
- 鶏もも肉の骨と筋をチェック。見える筋だけカット(全部取ろうとしなくてOK)
- 気持ち大振りに切る(小さく切るとジューシーさが失われる)
- 切る時は皮を上にする。皮が全体に行き渡るように意識する
ステップ2:下味づけ(固体→液体の順)
笠原シェフの下味は2段階。固体の調味料を先に入れるのがポイントです。
- 固体を先に:塩・砂糖・黒コショウ(粗挽きをたっぷり)をよく揉み込む
- お酒を加え、ボウルに液体が残らないくらいしっかり揉み込む
- 醤油を少しずつ加えながらさらによく揉み込む
- レモンを1個丸ごと絞る(種だけ取り除く)。これも肉にしっかり揉み込む
- そのまま10分置く。レモン汁でマリネするイメージ
一般的な唐揚げは仕上げにレモンを絞りますが、このレシピでは下味の段階でレモン汁を丸ごと1個分揉み込みます。レモンの酸がお肉を柔らかくし、揚げた後も爽やかな酸味が残ります。
ステップ3:衣づけと乾燥
- 片栗粉をたっぷりまぶす
- 皮が外側に来るように意識してつける(皮がカリッとなるため)
- 衣をつけたらさらに10分置く。表面を乾かすことでガリサクッとした食感に。片栗粉が水分を吸ってカチッとくっつき、剥がれにくくなる
多くのレシピでは衣をつけてすぐ揚げますが、笠原シェフは10分乾燥させてから揚げることを推奨。これにより表面がカチッとなり、揚げた時の食感が格段に良くなります。
ステップ4:揚げ→休ませ→二度揚げ
- 油を170度に熱する(入れた時にシュッと泡が立つくらい)
- 鶏肉を入れ、最初の1分はいじらない(周りが固まるまで触らない)
- 1分後、軽くほぐしながら3分揚げる
- 取り出して3分休ませる(余熱でじわじわと火を通す)
- 二度揚げ:1〜2分。最後に温度を少し上げると油の切れが良くなりベシャっとしない
- きつね色になったら完成
ステップ5:アスパラの素揚げ(付け合わせ)
- アスパラの根元の硬い部分を手で折る(指で折ると丁度いい硬さのところで折れる)
- 3等分に切り、太い部分には切れ目を入れる
- 素揚げ(衣なし)で1〜2分揚げる
- マヨネーズに黒コショウをかけてディップソースとして添える
よくある失敗と笠原シェフ流の解決法
失敗①:衣が剥がれてしまう
原因:衣をつけてすぐ揚げている
解決策:片栗粉をつけた後、10分置いて表面を乾燥させる。粉が水分を吸ってカチッとくっつくため剥がれにくくなる
失敗②:衣がベシャっとする
原因:揚げたての高温のまま油切りをしていない
解決策:二度揚げの最後に少し温度を上げる。油は温度が高いほどサラッとするため、仕上げに高温で引き上げると油の切れが良くなる
失敗③:中まで火が通らない・ぱさつく
原因:一度揚げで仕上げようとしている
解決策:一度揚げで取り出し、3分休ませる。余熱がじわじわと内部まで火を通してくれる。二度揚げで表面をカリッと仕上げれば、中はジューシーに
黒コショウレモン唐揚げのアレンジ・バリエーション
笠原シェフのベースレシピを活かしながら、様々なバリエーションが楽しめます。
アレンジ①:鶏むね肉で節約バージョン
もも肉をむね肉に変えてもOK。レモン汁に漬け込むことで肉が柔らかくなるため、パサつきやすいむね肉にも最適です。コスパが大幅にアップします。
アレンジ②:スパイシー強化バージョン
黒コショウの量を増やし、さらにカイエンペッパーや一味唐辛子を少量加えると、スパイシーさが際立ちます。ビールとの相性も抜群です。
アレンジ③:塩レモン唐揚げ
醤油を省いて塩のみにし、レモン汁をさらに増やすと、よりさっぱりとした塩レモン唐揚げに。夏場に特におすすめです。
アレンジ④:ハーブ入りバージョン
下味にローズマリーやタイムを少量加えると、イタリアン風のから揚げに。レモンとの相性も良く、おしゃれな一品になります。
まとめ:笠原将弘の黒コショウレモン唐揚げをマスターするポイント
笠原シェフの黒コショウレモン唐揚げは、シンプルな材料でありながら、プロのコツが随所に詰まったレシピです。
押さえるべき5つのポイント
- レモン丸ごと1個を揉み込む:仕上げではなく下味の段階で使う
- 下味は固体→液体の順:調味料を段階的に揉み込む
- 片栗粉のみでカリカリ食感を実現
- 衣をつけてから10分乾燥させる
- 休ませてから二度揚げ:余熱でジューシーに、二度揚げでカリッと
この5つを守るだけで、家庭でも本格的な黒コショウレモン唐揚げが完成します。ぜひ試してみてください。
参考:笠原将弘の料理のほそ道(YouTube)「笠原流【黒コショウレモン唐揚げ】レモンでさっぱり!やみつき唐揚げ」