東京五輪札幌開催!?小池都知事の 反応と状況、今後の推移は?

雑記いろいろ

東京五輪まであとわずか9ケ月という時期での、唐突なマラソン・競歩会場の変更案が、大きな波紋を広げています。

IOC(国際オリンピック委員会)の意図は、先日のドーハ世界陸上・女子マラソンでの混乱(酷暑の影響で参加選手の約4割が棄権)を憂慮したものです。

しかし、小池都知事はじめ東京都側は猛反発です。

札幌開催の背景とIOCの意図

IOCが先日唐突に発表した、マラソンと競歩を東京から札幌へ移す発表の理由は、「札幌が東京より気温が5度程度低い」ことが主な理由でした。

そして、「より涼しい条件での開催は、アスリートや役員、観客を守る包括的な手法の一つである」としています。

先日ドーハで開催された陸上の世界選手権では、高温多湿の悪条件下で棄権者が続出。選手やコーチから批判の声が上がり、IOCは東京五輪への危機感を強めていました。

これに対し、東京都側では、午前3時への再繰り上げや、札幌よりもむしろ東日本大震災被災地での実施が良いのではと、様々な代替案を検討しているとの報道もありました。

しかし、そもそもIOCは随分前の段階で、今回開催の暑さ対策に大きな疑問を呈していたといわれています。

東京都案である、マラソン会場での打ち水や、競技会場入り口に清涼感を与えるための『アサガオ』を設置する案などは論外であり、300億円もの巨費を投じた道路の遮熱性舗装についても、その効果に疑問を呈していました。

そんな対策で酷暑を軽減できるのか?と、不審に思っていたといわれています。

小池都知事の反応と今後の推移

これに対して小池都知事は、早速「驚き、説明を求める」とコメントを出しました。

「このような進め方は多くの課題を残すものだ。突然の変更には驚きを感じる。各自治体が準備に励んできたところでもあり、組織委とも連携しながら、多くの関係者に対する十分な説明を求める」。

そして小池都知事は、テレビの朝番組に出演し、改めて従来通りの東京開催を訴えました。

その番組で、小池都知事は、上述した東京都側代替案について、改めて

「そういう案はあります」としながらも、

「一部の報道で午前3時なんて言ってますけど、どう考えてもありえないですね」と否定しました。

そして、「被災地については都庁の中にも『復興五輪と言っているんだから被災地で』という声はあります。ただ、これまで東京で準備をしてきたわけですから、東京でこれだけの準備をやっていてという事実と経緯を、IOCにしっかりと説明したい」と語り、「東京ファースト」との意識を示しました。

IOCは、この突然の開催地変更問題について、組織委員会や東京都と、この30日からら都内で開く調整委員会でも協議することとしています。

開幕が直前に迫ったこの時期での異例の事態に、日本陸上競技連盟の尾県貢専務理事は、

「今は何も言えない。コース変更ではなく時間の変更くらいだと考えていた」と、衝撃を語っています。

まとめ

・東京五輪のマラソン、突然の開催地変更報道

・小池都知事はじめ都側は反発

・今後の動向については不透明

今回の唐突な東京五輪マラソンの開催地変更報道。

都民だけでなく、国民全体が驚きをもって見つめています。

小池都知事の反応を含め、着地点は一体どうなるのか、今後の展開に注目していきたいものです。

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